あんにょんはせよ♪ 今日は【韓国文化編】です!
外国語の中には日本語に直訳できないフレーズがたくさんありますよね😮😮 実は韓国語の中にも、他の国の言語では上手く表現しにくい言葉がいっぱいあるんです!
特に韓国人は感情が豊かだと言われていることからもあり、韓国語は感情を表現できるフレーズが多い!
その中で今回は
서럽다(ソロプタ)という表現!!
韓国ドラマがお好きな方は、悲しい場面で、どういうフレーズが使われているか、よく知っておられるんじゃないかな〜〜と思います!
(参照:freefration.com)
韓国では、『悲しい』ことを表したい時、
『슬프다(スルプダ)』、
『 서럽다(ソロプタ)』
という表現をよく使います。
このうち『슬프다(スルプダ)』は、日本語の『悲しい』とほぼ同じ意味で使いますが、『서럽다(ソロプタ)』は、意味のニュアンスが少し違ってきます。
なので訳すのが難しい🤔🤔🤔
『서럽다(ソロプタ)』とは、
ただ単に悲しい感情ではなく、
自分の気持ちを分かってくれないという相手に対するもどかしさが溜まって溜まって大きくなった時の感情
を表したい時に使うフレーズなんです😳😳
日本語ではそのような感情を一単語で表すのは難しいですよね(・_・;💦💦
では、この『서럽다(ソロプタ)』から感じられる韓国文化とはどのような文化なのでしょうか?
韓国では、『서럽다(ソロプタ)』という言葉は、
関係の情緒を表すフレーズであると言われています。相手がいなければ、もとがしさは感じられないですよね。
英語圏では、
How could you do that to me? You hurt me!
(なんで私にそんな事ができたの?傷ついたわ。)
▲のように傷ついたという事を直接的に表現をする場合が多いですが、
韓国語では、なかなかこのように
直接的には、表現しないんです🙅♀️🙅♀️
말하지 않아도 알아야한다.
(言わなくても分かるべきだ)
という韓国人の情緒を表す表現があるのですが、この言葉からも分かるように、韓国では代々
相手の気持ちを察して行動する
ことが美であると伝えられています。
なので、
「近い関係であると思っているからこそ、言わなくても理解してほしいし、相手の気持ちを自分も察したい」。
「自分の気持ちを分かってくれない時は、相手に距離を感じ、本当にもどかしさを感じてしまう」
韓国人はこのような民族性があるんだと韓国の大学では教わりました。
つまり、『서럽다(ソロプタ)』という言葉が日常でたくさん使われるという事は、そのような感情を韓国の方々は日々の生活の中でよく感じるという事。
韓国人は関係を重要視する家族文化の民族であると以前に投稿しましたが、その文化とも繋がってると言えるんじゃないかなと思います。
感情表現が多い韓国語ですが、状況に合わせて言語を使いこなせるようになるためには、文化も合わせて知ることが不可欠だなぁと思うこの頃です🙌💖
参照文献: 말맛으로 보는 한국인의 문화 -정경조, 정수현 著