あんにょんはせよ♪
今日は【韓国文化編】です(^ ^)
韓国語のテキストや韓国ドラマを見ていると、挨拶をするときに、「こんにちは」等の表現より、「ご飯食べましたか?」という表現を韓国人はよく使ってますよね😄
わたしが韓国にまだ来たばかりのこと。友達に会うたびに「밥먹었어?」(ご飯食べた?)と聞かれ、なんでそんなに、ご飯食べたのか気になるんだろう?と不思議に思った事がありました。
ご飯奢ってくれるっていう意味なのかな?とか、
ご飯あんまり食べてないように見えるのかな?😅
とか、初めはなんて返事をしようかと迷っていましたが、今は食べていても食べていなくても迷わず、
返事は「はい!🙆♀️」。
韓国では、
ご飯食べましたか?
=元気ですか?
と同じ意味なんです😊😊❤️
なので、細かく「冷麺を食べました!」とか、
「ご飯まだ食べてないんです」という返事をしなくてもいいんですね👌
(参照:feeepik.com)
では、なぜ韓国ではご飯を食べたかどうかを聞く事が、挨拶言葉になったのでしょうか?
▶︎▶︎▶︎
韓国のことわざの中に
대추나무 잎 돋을 때는 딸네 집이라도 가지 마라
(ナツメの葉が生える時は娘の家でも行くな)
ということわざがあります。
ナツメとは木のなかで葉っぱが一番遅く出てくる木で、葉が出てくる時期は6月頃。一毛作をすれば、この時期が田植えをする時期であり、また晩秋に植えていた麦を収穫する時期。秋に蓄えておいた穀物で、長い冬と春を耐え忍び、6月が来たらだんだん食物が無くなってきて、飢えと戦わなければならなかったんです。
その時に韓国人がよく使っていた言葉。
식사하셨어요? 밥먹었어요? (お食事されましたか?)
生活が苦しかった時期に、挨拶のように交わされていた言葉が今まで伝わってきたと韓国では言われています。
自分もご飯一杯食べるのもままならない生活の中で、人に「ご飯を食べたか?」と気にかけれるってすごいですよね。言葉の背後に自分よりも他の人に対する心配と心遣いが込められていたんだと思います。
ただ今の若い人達にとっては、「밥먹었어?」(ご飯食べた?)という言葉は、あまり深い意味はない挨拶言葉になっているのを感じますが、仲良くなるためにはまず一緒にご飯を食べなきゃ!という意識は、今でも韓国人の中に残っているなぁと感じます。ご飯を通して情を分かち合う文化は、きっと変わらず残っているんですね💖
一食、食べれる事って当たり前じゃないですもんね。
その一食一食を気にかけれる気持ちって深いなと思います。
この挨拶言葉に感動したわたしは、
日本の友達にも挨拶でご飯食べた?と
聞いてしまいます☺️笑
良い文化はお互い学び合えたら良いですね^ - ^