あんにょんはせよ♪ 11月13日。
延世大学で、脱北者の方のお話
を聞く機会がありました。
脱北者の方のお話を直接聞くのは今回が初めて。

(参照:freepik.com)
韓国人、日本人、日韓のハーフ、アルバニア人など様々な国籍の方達がお話を聞きに来ていました。
テレビでは脱北者の方の経験談を聞いた事のある記憶はありますが、ほんのかすかな記憶。韓国に住んでいるのに、それほど脱北者の方々への関心が薄かったのだなと反省しました😓😓💦
今回講演して下さった方は、22歳の時、お母さんとまず中国に渡り少し滞在した後、韓国に渡ってきたそうです。
そして幼い頃からの夢は
Flowerist(フラワーコーディネーター)。

北朝鮮の自然は本当に綺麗だそうで、小さい頃からの憧れだったそうです。ただ北朝鮮では、フラワーコーディネーターに該当する職業は無く、夢で終わると思っていたそうなのですが、脱北する事を母から提案され、夢を現実化したいと思ったそうです。
ただ韓国に渡って来てからも、知り合いも人脈も無く、お金もない。「南北の言葉に少し違いがあり、意思疎通が思うままにいかない」問題であったり、北朝鮮では外国の情報が制限されているため「知らない事が多い」ため、韓国内での生活に慣れるまでには時間がかかったとおっしゃっていました。

(参照:freepik.com)
これからどうしようと思った先、始まった努力。まずは社会に認められる様な学歴が必要だと思ったそうです。そしてイギリスへの留学を決意。
毎朝5時半に起き、朝には英語の塾に通い、昼には仕事をしてお金を貯め、夜にはフラワーコーディネートの勉強。そんな毎日を終え、ついにイギリスへの留学を果たし、資格まで取得したそうです。
そして、今は韓国で夢を果たし、Floweristに 💐

(参照:freepik.com)
北朝鮮でのお話というよりは、講演者の方の人生ストーリーを聞かせて頂いてる感覚でした。その中で気づかされたのは、わたしの中での北朝鮮のイメージは、「ミサイル」「金日成」「金正日」「拉致問題」。全部負のイメージ。
なので、お話が始まる前は、苦しかったお話や、大変だったお話をされるんだろうなという勝手な想像をしていました。「北朝鮮から来たから大変だ」と無意識に北朝鮮の方々を自分のイメージで決めつけてしまっていたんだと思います。

でも、講演者の方は本当に明るくて、一生懸命人生を切り開いて来られた方でした。苦労は言葉には出してお話されないだけで、多くの壁を乗り越えてこられたんだろうなと思いますが、苦労以上に与えられた環境で最善を尽くそうとされている姿に学ばされるものがありました。
また北朝鮮と韓国がいつか統一されて、休戦状態が終わる事を願っている事についても話されていました。
どこの国で生まれるかは自分では決められないもの。与えられた人生。何が重要で、どう生きていくかは自分次第だという事。を深く考えさせられた時間でした。
講演のあとは、グループに分かれて、韓国と北朝鮮の統一問題について話し合う時間がありました。国籍が多様だったので、いろんな観点からお話を聞けたのが興味深かかったです。
韓国に留学に来た限り、韓国のみでなく北朝鮮の事ももっと知っていきたいなと思った1日でした。
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